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デンマークの教育機関フォルケホイスコーレってどんなところ?

2018/12/28
 
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アイルランドに8か月交換留学中。金沢の女子大生。 21歳のモットーは「気楽に自由に」 ワクワクを大事に生きていて、自分がやりたいと思ったことはとりあえずやってみる性格。

こんにちは!まりしです。

今回はデンマークの教育機関フォルケホイスコーレに2日間行ってきたので、その様子をお届けします。

フォルケホイスコーレとは、北欧独自の教育機関です。

試験や成績は一切なく、民主主義的思考を育てる場、知の欲求を満たす場だと言われています。

フォルケホイスコーレとは

民衆のための大学と言われ、国際的には成人教育機関として知られています。

デンマークには約70校あると言われています。
入学資格は原則として17歳半以上であること。
入学試験や在学中の試験はなく、学位や資格が取得できるわけではありません。
また全寮制で、滞在中は他の生徒と寝起きを共にし、教師も同じ敷地内に住まっていることが多いです。

学費は授業料、寄宿料、食費(1日3食)、その他を含めて、1カ月10万円~15万円が目安。
科目は人文科学系、芸術・デザイン、体育スポーツを中心として、さまざまなことを学ぶことができます。
学習期間は3か月~10か月(学校によっては数週間)です。

豊かな自然に囲まれたフォルケホイスコーレ

こちらが今回訪問したKrogrup Hojskoleです。

公式サイトはこちら。

このフォルケホイスコーレ自体はそれほど大きくなく、生徒数100人程のこじんまりとした場所です。

そして、すぐ近くには木々が生い茂っており、最寄りの駅から学校までは徒歩でこの森を通っていきます。

学校のすぐ隣には農場があり、広大な畑が広がっていました。

どんな人が通っているの?

この学校では生徒の9割がデンマーク人。
主に、高校を卒業した後にギャップイヤーを利用してバイトをしてお金を貯めて来ている生徒が多いです。

一方、留学生はアジアやヨーロッパから来ており、大学を休学して来ている人や社会人もいました。

デンマークにはシニア向けのホイスコーレもあり、どの学校に行くかによって年齢層は様々なようです。

1日のスケジュール

さて、フォルケホイスコーレではどのような生活をしているのでしょうか。

↓1週間のスケジュールはこんな感じです。↓

基本的には午前と午後に授業を受けて、自由時間があり、夕食というスケジュールです。

Main Subjectと呼ばれる時間では、自分が所属しているコースの授業を受けます。

メインコースは映画や写真、ジャーナリズム、都市計画、グローバリゼーションの5つに加え、留学生向けのCrossing Bordersがあります。

 

授業の様子

留学生は全員Crossing Bordersと呼ばれるコースに所属しています。

このコースでは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)・難民問題・環境問題などについて学びます。

今回はその授業にお邪魔しました。

びっくりしたのは意外にも日本人が多く、10人程いました。

その日の授業では授業の最終発表としてマガジンを作るための話し合いをしていました。

 

民主主義の学校

フォルケホイスコーレは民主主義の学校と言われているように、基本的に生徒が自主的に動いて、学校をより良いものにしていきます。

学校にはデモクラシーボックスというものが存在します。何か意見や不満がある場合はこのボックスに入れて、毎週全生徒が集まってボックスに寄せられた意見について話し合う時間が設けられています。

また、自分たちで自由にクラブを作ることができ、スポーツや映画など様々なアクティビティを生徒自ら考えて行っていました。

 

全寮制の暮らし

フォルケホイスコーレでは、基本的に全寮制です。

私が驚いたことは、トイレや部屋に男女の区別がないこと。

寮は2人部屋と1人部屋がありますが、男女で1つの部屋を使うこともあります。

「トイレやシャワーで何かトラブルになったことはないの?」と友人に聞くと「一回もないよ。」とのことでした。

日本では考えられないですよね。

 

また、デジタルデトックスを意識していて、「スマホはなるべく使わないようにしよう」という意見が上がっていました。
生徒の中から、授業以外での暮らしについて議論が活発になされていたのが印象的でした。

 

フォルケホイスコーレのご飯は栄養バランスも考えられていて、ヘルシー。
ヴィーガン対応もしています。

食事の際は自由席で、授業やコースが違う人たちとも楽しくおしゃべりしながらご飯を食べていました。

 

2日間フォルケホイスコーレで過ごしてみて

ここでは、自分たちがじっくり時間をとって、学ぶ中で自分と向き合っているのだと感じました。

デンマークでは、本来は進みたくない進路選択をすることは失敗だと捉えられ、自分が本当にやりたいことをみつけてから進学・就職することが大事だとされています。

デンマークでは大学まで学費は無料ですが、フォルケホイスコーレに通うには学費の一部を自己負担する必要があります。

それでも、自分を見つめ直すために、ここに通う生徒がいるのです。
自然と、素敵な仲間に囲まれて暮らす彼らはのびのびとしていました。

日本ではギャップイヤー制度はなく、高校を卒業したら将来やりたいことがなくても大学に行くことが当たり前。でも、大学に入る前に一度自分と対話する時間が取れれば、より自分の心に素直に生きられるようになるのではと感じました。

 

日本でも話題になってきているフォルケホイスコーレ。
最近では日本人の留学生も増えてきているようです。
一般社団法人IFASという団体がフォルケホイスコーレの情報を多数提供されています。
気になった方はぜひこちらを覗いてみてくださいね!

 

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アイルランドに8か月交換留学中。金沢の女子大生。 21歳のモットーは「気楽に自由に」 ワクワクを大事に生きていて、自分がやりたいと思ったことはとりあえずやってみる性格。

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